債務整理の基本的な流れ

債務整理とは借金の返済が行き詰まった際に、それを打開するために借金自体を減らしたり、あるいは帳消しにしたりして貰えるように債権者か裁判所に働きかけることです。ただし、債務者自体がそれを行うのは困難なので弁護士か司法書士に処理をお願いすることになります。債務整理の流れの中で最初にやるべきことは、弁護士や司法書士などの代理人に正式に依頼して数万円程度の着手金を払うことです。それから、現状を説明して、借金に関する資料を提供します。

正式に依頼を受けると代理人が債権者に介入通知を発送しますのでその時点で借金の支払催促はストップするはずです。それから代理人が各債権者との交渉に入り、同時に行うが債権者の取引履歴の確認です。その際に、利息制限法に抵触する過払いが発生している場合は返還要求を行います。ここまでが債務整理の流れの第1段階です。

次の段階では債務整理を具体的にどのような方法で行うかを代理人と相談して決めます。選択肢は任意整理、個人再生、破産申告の３つです。任意整理を選択した場合は、代理人が各債権者と和解交渉を行って、借金の減額と利息免除を承諾してもらい、そのかわりに返済計画を提示します。個人再生や自己破綻を選択した場合は代理人が申立書を作成し、裁判所に提出します。

いずれの流れの場合でも、着手金の他に代理人に数十万円の費用を払う必要があるので、その支払い方法をどうするのかもあらかじめ代理人と話し合っておかねばなりません。勝手に連帯保証人のことならこちら